「自分の可能性をあきらめるのが、どうしても嫌だったからよ」

新年が明けて、今年の運勢を観に来てくださる方が増えています。年の初めに一年の流れを確認しておくと、心の準備が整い、目標に向けた一歩を踏み出しやすくなりますね。

私も新たな気持ちで、仕事やプライベートの目標をいくつか立てました。そのとき、ふと心に浮かんだのが、「自分の可能性をあきらめるのがどうしても嫌だったからよ」という言葉。

このセリフは、映画『あなたの旅立ち、綴ります』の主人公ハリエットの言葉です。彼女は80歳を過ぎたビジネス成功者で、大きな豪邸に一人で住んでいます。ある日、ふと目にした新聞の訃報記事がきっかけで、自分の人生を見つめ直すようになります。

「自分が死んだ後、自分の訃報記事がどのように書かれるのか知りたい!」と強く思った彼女は、若い女性記者に依頼し、生前に訃報記事を執筆してもらうことにしました。

ところが記者が取材を進めていくと、周囲の人々が口にするのは彼女への辛辣な悪評ばかり。。「自己中心的で妥協を知らない人」「あの人のことは嫌いです」「彼女のせいでセラピーに通っています」 など。

記者はその取材の結果を、正直に彼女に伝えます。「ただの一人も、あなたを褒める人はいませんでした。」

その言葉を聞いた彼女は激怒。怒りに任せて記者を追い払いますが、彼女の心に大きな疑問が芽生えます。「私の人生は何だったのだろう?このままの自分でいいのだろうか?」と。

 

そして彼女は決意します。「自分が死んだ後に、新聞に掲載する理想の訃報記事を書いてもらうためには、私自身がその記事にふさわしい人物にならなければ!」

80歳を過ぎた彼女が人生をやり直すことを決意した、そこからの彼女の快進撃がすごかった。「記憶に残る特別なことをする」「同僚に尊敬される」「家族や友人に愛される」「他人の人生に影響を与える」4つの目標をたてて、新たな挑戦を次々と始めて1つずつクリアしていくのです。

私はその生きざまを見て、人はいつからでも変われる。大切なのは「その気」になるかどうか。やると決めるのは自分自身なんだと強く感じました。

人生は思い描いた通りに行かないことの連続です。「忙しいから・・」「環境が整っていないから・・」——そういった言い訳を並べて立ち止まりたくなることもあります。

 

でも、どんな状況でも一歩踏み出してみることで、昨日までと全く違う未来が見えてくることがある。年齢や状況に縛られず、「今この瞬間」を大切に生きることの素晴らしさを教えてもらいました。

***

ハリエットの言葉に、「いい一日を過ごすのではなくて、意味のある一日を。」というフレーズがあります。意味のある一日を毎日重ねていけたら、人生そのものが、もっと豊かで愛おしいものになっていくのだろうな。

もしやりたいことがあるなら、できない理由を数えるより、できる方法を探してみましょう。小さな一歩が、あなたの未来を変える大きな一歩になります。2025年があなたにとって「意味のある一年」になりますように。心より応援しています^^

「トートタロット」×「西洋占星術」人生を変える占い師 美虹(みく)

美虹
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