どんな時も小さな優しさを持てる人でありたい、と思った話

長年ご縁をいただいているリピーターさんがいらっしゃいました。以前の鑑定で「この時期は体調に気をつけてください」と言われていた時期に、ガンが再発されたとのこと。明日から入院を控えているという大事なタイミングに、お顔を見せに来てくださいました。
鑑定が終わり、ほっとひと息ついた時。何気ない雑談の中で、こんなお話をしてくださいました。
「今日さ、電車に乗って来たんだよ。やっと新宿駅で席に座ることができて、ほっとした瞬間、目の見えない方が杖をついて乗ってきたんだ。どこに立ってもいいのに、なぜか自分の目の前にスッと立たれてね。明日から入院だし、正直調子もよくない。でも、自然に『どうぞ』って彼女の手を引いて席を譲ったんだ。」
私は思わず「明日から入院を控えてるんですし、無理せず座っていてもよかったのでは…」と声をかけました。
すると彼は、少し笑いながらこう仰いました。「だってさ、目の前に目の見えない人が、杖をついて立ってるんだよ。自分にできることをしないなんて、できないじゃない。」
私はその言葉を聞いて、自分が同じ立場だったらどうするだろう・・と考えました。結果的に席を御譲りするとしても、たぶん一瞬迷うと思います。彼は何の迷いもなく女性の手をとった。その純粋なお気持ちはすごい事だと思います。
そしてこうも仰いました。「目の見えない人は、普通の人よりも”気”みたいなものを感じやすいから、たぶん僕だったら席を譲ってくれると思ったんだと思う」と。
誰が見ているわけでなくても、天はちゃんと見ているし、何より自分の良心が見つめている。きっと彼は、自分の心に恥じない自分でありたいとそう思われたのだろうと感じました。
彼の優しさは、いつか巡り巡って、また彼のもとにあたたかな光となって戻ってくる。そんなふうに、この世界は優しさでつながっているのだと思いました。
どんな状況でも、ただ目の前の誰かを思いやれる強さと潔さ。自分の苦しさを理由にしない、まっすぐな優しさ。誰にも見えない場面で、そっと手を差し伸べることのできる人は本当に美しい。
誰もが自分のことで精一杯だし、自分自身に余裕がないときは周りのことが目に入らないことも多いです。それでも、目の前の人を思いやることは、たとえ些細なことであったとしても、世界を優しい愛で照らしてくれるものになる。
彼は最後に「手術が終わったらまた来るね」と笑顔で帰られました。彼の手術が無事に終わりますように。そして、この話を読んでくださったあなたにも、心があたたかくなる瞬間がありますように☆彡
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