このようなご相談をいただきました。

「街で偶然に知人と再会したんです。それ以来なんとなく縁がある人なのかな、と意識し始めています。彼は運命の相手なのでしょうか？」

そこで今日は「偶然の再会」について、考えてみたいと思います。

ふと歩いていた街角で、突然知っている顔に出会う──「えっ。こんなところで会うなんて！」と驚くような瞬間。まるで映画のワンシーンみたいな偶然の再会ってありますよね。この“偶然”は、本当にただの偶然なのでしょうか？

偶然のようで実は必然かもしれない

実は私も街で偶然バッタリ再会することが、とても多いです。新宿駅、渋谷駅、横浜駅など、大都会の雑踏だけでなく、予想もしていない旅先でバッタリ再会したこともあります。

旅先での再会を思い出してみると…

• 静岡旅行で遊覧船に乗ってキャッキャと写真撮ってたら、突然知人に声をかけられてビックリ！
• 大阪城天守閣から大阪市内を「キレイだねー」と眺めていたら、隣に職場の先輩が立っていてビックリ！

• 箱根旅行中に、当時の職場の人たちと遭遇して、思わず隠れる(笑)
• 御殿場アウトレットの駐車場送迎バスで、当時の職場の人と遭遇。思わず目をそらす。（けど後でバレていました）
• バリ島行きの飛行機の中で「あー！！」とお互いお声をあげて再会！
• ハワイの空港で「えーーー！！」と叫びながら再会！
• サンフランシスコの道端で偶然すれ違い、「うそでしょー！！」とお互い目を丸くして再会！

会える確率の低い場所なのに、何かに導かれるようにして起こるバッタリ再会。このようなバッタリ再会を、私は偶然の顔をした必然と感じています。

偶然の再会に込められた2つの意味

こうした再会には、2つの意味があるのではないかと思っています。

１，ご縁のある人だから

1つ目めは、ご縁のある人だから再会している、ということ。一度だけ再会した人というよりも、何度も同じ人と出会うとき。そのような人は、やはり魂レベルのご縁があると思います。スピリチュアルの世界では、「三度目の出会い」は“真の縁の開花”とも言われています。

大谷翔平選手も、ジムで何度も見かけた女性（真美子さん）とご結婚されましたよね。何度も“偶然”が重なることには、やはり意味があるのだと思います。

私自身も、渋谷駅で2度、ディズニーランドで1度、会える確率が極めて低い場所で、学生時代の親友に3回も遭遇したことがあります。「やはり縁があるんだな」と感じています。

２．それは“自分を見つめるサイン”

もうひとつの可能性は、その再会が自分を見つめるサインとして訪れている、ということ。その人と偶然会った瞬間、どのような気持ちが湧いてきましたか。懐かしさ？嬉しさ？それとも気まずさでしょうか？その再会を通じて「今、向き合うべきテーマ」を照らしているのかもしれません。

私自身も、偶然の再会のたび「今の自分に何を気づかせようとしているのかな？」と振り返るようにしています。すぐに答えがでなくても、後から振り返ると自分の軸がほんの少し変わるきっかけになっていたりします。

もしあなたに偶然の再会があったら、「この出会いは、何を語りかけているのだろう？」と、心の中で問いかけてみてください。何か心が動いたのなら、それはお知らせがきているサインです。どうかその感覚を大切にしてくださいね。

人生には、思いもよらぬタイミングで”贈り物”が届くことがあります。偶然のように見える再会も、そのひとつかもしれません。偶然の出会いに込められたメッセージから、あなたの歩む道がますます豊かなものとなりますように。