日頃のお礼参りに、伊勢神宮へ参拝してきました。コロナ前までは毎年のように参拝していたので、久しぶりの訪問です。

宇治橋を渡ると、「気が変わった」と感じます。なにやら「厳かな気」がグッと胸にこみあげてきて、涙がでそうになります。

西行法師の和歌が好きです。

”なにごとの　おはしますをば 　しらねども　かたじけなさに　なみだこぼるる”

伊勢神宮の神秘的な杜の雰囲気に目に見えない不思議な力を感じ、なぜだか分からないけれども涙がこぼれてくる・・という意味ですが、

「目には見えない尊いなにものか」が宿っていると感じて、ありがたい気持ちになります。

目には見えなくても、人には「気を受け取る力」というものが誰でも備わっていて、人によっては、それをハッキリと意識にまで伝えることができる人もいます。

伊勢神宮で、興味深いお話を聞きました。

20年に一度、伊勢神宮では”式年遷宮”といって大御神がお隣の敷地の新宮へお遷り（おうつり）になる祭事があります。その際、神様が迷うことなく、無事に新宮へ遷られるよう案内する方がいらっしゃるそうです。

こちらの男性が「神様が新宮に遷られ（うつられ）ました」という合図で、神様のお引越しが完了したと決まるそうなのです。なるほど・・。確かに、そのような方がいらっしゃらないと、神様が無事遷られた（うつられた）のか、ちゃんと確認できる人がいないと祭事は終われないですものね。

このような方はたったお一人しかいらっしゃらないそうですが、次回の式年遷宮でも活躍されるとしたら、御年は80代になるそうです。

目に見えない力をみる力。

人間には、見えないものを受け取る力が備わっていることを、教えてくれるお話です。

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日本語で「みる」といっても、色々な「みる」があります。その中でも「観る」という漢字は、視覚以外の感覚、つまり五感をつかってありのままの事実を観る力です。

自分の五感を研ぎ澄まして、見えないものをキャッチする力＝心の目で観透す力をどんどん磨いてくださいね＾＾

追記

翌日は人生２回目の滝行へ。 この寒い時期に滝行なんて・・とちょっぴり後悔しつつも、気合を入れて神々のいる山の中へ。

そっと足から水に入ると、つ、つめたい。。とてつもない冷たさに、全身が凍り付くようなつらさ。1回目は過呼吸を起こしそうになったけど、2回目になると少し冷たさに心も体も馴れてきて、3回目になると、水の冷たさが不思議と感じなくなり、いつまでも入っていられるような境地に導かれました。

不思議。

案内人いわく、数ヶ月前「突然占っていいですか？」TV番組で、前田敦子さんとレオン占い師が滝行をしたところですよ、って。あー、思い出しました！TV番組を見ている方は覚えているかもしれませんね。

無の境地が見えかけた気がします。今の実感は「心が洗われた・・」という想いですが、案内人の方曰く、この効果はじわじわやってくる・・そうです。うふ。楽しみです。

恥ずかしいけどこんな感じ。

今週も穏やかにお過ごしくださいね。

いつもあなたを応援しています。