好きな人につく偽りの年齢。明智光秀でも手相は変えられない。

占星術のリーディングをすると、みなさんが口を揃えて「星の流れ通りに生きている！」と色々なお話をシェアしてくれます。

中には「星の通りに生きている方が、心穏やかに気持ちよく生きられる気がします。これまでの人生も周期的にイベントがあったのは、星の巡り合わせだったのだと感じます。」とご感想を寄せてくださる方も。

ご生年月日がもつ人生のバイオリズムとは本当に不思議なもので、大いなる宇宙のリズムに合わせて生かされていることを改めて感じます。

そこで今日は、「自分が元々持っている力」をテーマに考えてみたいと思います。

10年以上前の話になりますが、ある女性との出会いで印象深い話があります。

当時50代の女性が鑑定にいらしたときのこと。私がご生年月日をお伺いすると、「本当の生年月日がいいですか？それともいつも使っている生年月日がいいですか？」とお尋ねになりました。

私はもちろん、「この世に誕生したときの本当の生年月日を教えてください」とお伝えしました。それにしても「どういう意味なのだろう・・？」と思って尋ねると

私は小さな会社の経理や庶務全般をしています。私は社長に好意を持っていますが、社長は私よりも年下です。そこで社長に年齢を理由に嫌われることを避けるため、年齢を10歳若く偽ることしました、と。彼女は保険など会社の公式な記録にも、10歳年下の生年月日で登録していました。

確かに見た目はお美しい方でした。ただ驚いたことに、社長に憧れて20年間も偽りの年齢でお勤めしていること。常に気を張りながらバレないように偽り続けている、とのことでした。

私はこの話を聞いて、彼女の複雑な心境を察すると共に、生まれながらにして宇宙から授かったメッセージや運命について考えさせられました。自分自身を長く偽り続けることの辛さ。最終的には本来の自分に戻っていく運命の力についても。

私たちは生まれたときに、宇宙からメッセージを授かっています。２つの生年月日を持つというのは、２つの異なる宇宙のリズムに同時に身を置くようなものです。2つの狭間で揺れ動き、嘘に嘘を重ねて生きていくことにならないか、心配になりました。

よく韓国では、運を良くしたいと手相の手術をする人がいるようですね。お金持ちになるように、と手術で線を入れるようですが、しばらくすると元に戻ってしまうそうです。。元々授かったものに人工的にメスをいれても、運命まで変えることはむずかしいのでしょう。

明智光秀が豊臣秀吉の手相に憧れて、自分の手刀で傷つけた逸話をご存知でしょうか。

豊臣秀吉が幼少の頃、ある占い師に手相を見てもらったところ、「あなたは天下を取る」と言われました。その後、秀吉は手相の予言どおり、大出世して天下をとることになるのですが、その話を知った明智光秀は、「自分も天下が欲しい！」と小刀で自分の手に傷をつけ、豊臣秀吉の持つ手相になろうとしました。

が、天下をとったのはたった11日間。結局、不運な最期になりました。。

この話は、結局運命に逆らったとしても、自分らしい生き方に揺れ戻されていく逸話として語り継がれています。自分に与えられた運命や能力を受け入れ、それに基づいて最善を尽くすこと。そこに尽きます。

時には勇気が必要なときもあるけれど、それによって本当の自分を見つけ、幸せを掴むことができるのです。あなたも自分のもつ星の光に導かれていくなら、輝く未来が待っていますよ。

いつもあなたを応援しています。

美虹あなたを幸せな人生に導く　励まし鑑定士『美虹（みく）』: 「これから先、自分はどうなるの？」「このままでいいの？」
そんな不安や心の叫びに寄り添い『トートタロット』と『西洋占星術』が示すメッセージを伝えながら、一緒に創造的な未来を描いていきます。
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