秋分の日。てんびん座的なこれから1か月の過ごし方
今日は秋分の日ですね。太陽が天秤座に入り、昼と夜が同じ長さになる日です。天秤は二つのお皿があって、中心点からゆらゆらと揺れながらバランスをとるもの。
トートタロットのてんびん座のカードは、#8Adjustment。中央にある天秤はユラユラと揺れ動きながらも、真ん中に立っている女神の足元はピン！とつま先立ちで、しっかりと下に剣を突き立て、真実を判断しようとしている姿が描かれています。
真中にいる人は真理の女神マアトです。彼女の着ているマントはダチョウの羽根で出来ています。マアトは、人間が死ぬと片方の天秤にはその人の魂を、もう一方の天秤には羽根を乗せます。
天秤のバランスが取れれば、その人はこの世で良い行いをしたため、魂は良いものとして判断され来世を約束されますが、均衡が崩れると、邪悪な魂と判断されて怪物に食べられてしまい、来世復活の可能性がなくなってしまうのです。
カードにこのお話が描かれていることから、「個人的な責任を負う」という意味があり、自分の人生は自分の選択してきたことでつくられていると教えてくれるカードでもあります。ちょっと背筋が伸びるようなお話ですね。
私たちの生活には日々さまざまな選択がありますが、「決める」ことはなかなか悩ましいものです。てんびん座は占い本を読むと、優柔不断でなかなか物事を決めることができない星座、と書かれています。
私はてんびん座なので身に染みてよく分かるのですが(笑)、何を基準に決めたらいいのか、分からなくなると決められなくなります。
大切なのは、2つのお皿の真ん中にある天秤の支柱となる基準を見つけること。水色のココね。
この核となるものがブレなければ、お皿の部分は多少揺れていてもいいんじゃないか、と思うのです。
支柱がブレなければ揺れ動いたっていいじゃない！
「決める」というのは、考え、迷い、選択すること。出口が見えない問題に、粘り強く取り組むことが”迷う”・”悩む”ことです。自分が決めたいのに、自分で決められないのだから、本当に苦しいです。
なぜこんなに苦しいのでしょう。。
それは、決めるときは何かを切り捨てなければならないし、何かをあきらめなければならないことがあることを知っているからです。
捨てきれないときは、悩むことや迷うことから逃げ出したくなるかもしれません。
でも、真剣に考えるのをやめて簡単な方に飛びついてしまうと、捨てるべきものではないものを捨ててしまうことがあります。
どちらにしようか迷うときは、天秤を思い出してください。
正義をはかる天秤は、いつもユラユラと揺れています。なぜ固定されていないのでしょうか。それは自分の心も、相手との関係性も、環境もすべて変化していくものだからです。
迷っても、悩んでもいいんです。揺れていいんです。
大事なのは、天秤の真ん中にある支柱を発見することです。ビクともしない核になるものを見つけましょう。
あなたが大事にしている核は、決めるためのヒントになります。
天秤も、女神の手もグラグラ揺れていますが、女神の心だけは状況がどう変わろうが決して変わらないものが存在します。
9月23日から10月23日までの1か月間、あなたの中に核なるものを発見する月間にしてくださいね！バランスがとれる核さえ見つかれば、あなたの求めるよりよい方向へと導かれて行きますよ。
いつもあなたを応援しています。
「トートタロット」×「西洋占星術」人生を変える占い師 美虹（みく）
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