2024年はうるう年。2月29日が増えて、ほんの1日だけど特別な贈り物を受け取ったような嬉しさがあります。

世界の国々の中には、うるう年の特別なエネルギーを大切にしている国もあります。アイルランドでは、2月29日に女性の方から男性へプロポーズをするという、愛に満ちた伝統があります。

この風習が始まったのは、はるか昔、5世紀頃。当時結婚のプロポーズは、男性から女性に行われるものでした。そのため女性は、自分の意思で運命の相手を選ぶこともできないし、好きな人からのアプローチを待つことしかできませんでした。。

この状況に一石を投じたのが、守護聖人であるブリジットです。彼女は、「女性がプロポーズを待つ期間があまりにも長すぎる・・！！」と、聖パトリック（宗教指導者）に訴えました。

すると聖パトリックは、うるう年2月29日に限り、女性が男性にプロポーズしてもいいと許可したそうです。そう。2月29日は女性のプロポーズデー！

この出来事は、ただ単にプロポーズできるようになったという意味だけではなく、女性が自らの未来を自分の手で切り拓けるようになった出来事として、画期的だったそうです。

驚くことに、この日にプロポーズを受けた男性は、なんと！それを断ることができないのです。もし断る場合は罰金を支払うか、女性にドレスを贈らなければならないのです。それはあんまりじゃ・・。なかなかユニークな伝統ですね。

もちろん、この日に結婚を約束したカップルは、幸運をもたらすそうですよ。そんなうるう年を迎えるこの時期に、あなたの幸せにつながる「開運アクション」をお届けしますね！

自分の心の中にあるズレを修正するとき

そもそもうるう年とは、地球が太陽の周りを一周するのに約365.24日かかることから、1日増やすのはカレンダー上の調整日です。私たちも宇宙の小さな一部ですから、この「微妙なズレ」の影響を間接的に受けています。

この時期は自分自身を見つめ直し、「本来の自分」と「今の自分」との間に生じたズレを修正するのに、最適なときなのです。

「本来の自分」というのは、私たちの心の奥底にある魂レベルでの純粋な自分。一方、「今の自分」は日々の生活の中で社会や他人の影響を受けて形成された自分。

最初はほんの些細な遠慮や周囲への気遣いから始まり、気がつけば、自分の心にウソをついたり、誤魔化したりするクセがついてしまう。このように生まれる心の微妙なズレは、自分にしか感じ取れないほど小さいものかもしれません。

けれどこれが積み重なると、ふとした時に「あれ？私は本当は何がしたかったんだっけ・・！？」と、自分で自分のことが分からなくなってしまうのです。自分を見失ってしまう、ともいいます。

日々の忙しさの中で自分を見直す時間を持つことはなかなか難しいものですが、うるう年という少し特別な時間を利用して、自分の心の動きに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

３つの開運アクション

1. 心穏やかな時間をつくる

毎日のうち数分でもいいです。静かな場所で目を閉じ、深呼吸をして心穏やかになる時間をつくりましょう。頭のザワつきを静めるには、瞑想がおススメです。気持ちが落ち着くと内なる声が聴こえてきて、「本当の自分」を感じられるかもしれません。

時間のない人は、歩く瞑想や食べる瞑想もいいです。私もよく歩く瞑想をします。ひたすらモクモクと歩いていると、頭の雑念が整理されて、自分の本音がハッキリ聴こえてきますよ。

自然の中で時間を過ごすのは、本当の自分と深く繋がるために有効な方法の1つです。海の穏やかな波の音や山々の壮大な景色を見ると、日々の忙しさから離れ、心の奥深くに眠る本当の自分が見つかるかもしれません。

時間がなくても大丈夫。夜、月を眺めるだけでも、心に潜む神秘的な部分とつながることができます。週末ほんの少しの時間を見つけて、自然を感じてみてはいかがでしょうか。

3. 日記をつける

その日にあったことや感じた気持ちを書き出してみるのも１つです。タロットカードをお持ちの方は、タロット日記をつけるのがおススメです。タロットは如実にあなたの心を浮き彫りにして、本音を引き出してくれます。あなたの背中を一押ししてくれるでしょう。

こんな風に一日を振り返ってみると、「本当はこうしたかったのに思い通りにいかなかった・・」というように、自分の内面にある微細なズレに気づけるかもしれません。この気づきが、明日につながる一歩になります。

これらの開運アクションを通じて、あなたの心にやさしく寄り添い、日々の生活に「本来の自分」の輝きを取り戻してくださいね。

ちょっとした骨のズレを整えると歩きやすくなるように、日々の暮らしの中で本来の自分から少し離れてしまい、自分自身に違和感があるなら、このタイミングで自分の中心軸を調整しておきましょう。

未来に向かう道が、歩きやすくなるはずです。いつもあなたを応援しています。