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朝夕ヨガ講義の始めに、マントラを唱えています。ヨガを始めるときのマントラと、終わりのマントラがあるのですね。いつもヨガ教室でなんとなく聞き流していました。ドクターから「なぜマントラを唱えるのか考えるように」という宿題が出たので調べてみました。自分の中の点と点が繋がった感じです。

なぜマントラを唱えるの？

マントラには、特別な音とエネルギーがあって、それが精神的・霊的な力を持つと信じられています。

そのため心は浄化され、ネガティブなエネルギーから解放されやすくなります。心が穏やかになると、「今を生きる」ことに集中しやすくなります。また、神聖な力を呼び起こす力があるので、唱えると高次の意識へ到達できるとされています。

確かに。毎日唱えていると呼吸が深くなり、穏やかな気持ちになってきたような。

ドクター曰く、マントラを唱えることで、外の世界との繋がりを切り離し、心を落ち着けるのにも役立つとのこと。特に寝る前のマントラの瞑想は、今日の出来事から心を解放し、深くて質の良い眠りに導いてくれるそうです。日本人にはあまり馴染みのないマントラですが、一日の疲れや日常の出来事からしっかりとリセットできる効果もあったのですね。

マントラの意味

ヨゲナ チッタシャ マントラは、日頃ヨガをしている人なら聞いたことのあるマントラかもしれません。ヨガのセッションを始める前に唱える祈りです。

調べてみると、このマントラは「聖者パタンジャリへの感謝の祈り」でした。このマントラを唱えたり聞いたりすると、聖者パタンジャリを呼び起こし、心、体、言葉を浄化してくれる効果があるそうです。

パタンジェリとは、古代インドの聖者で『ヨーガスートラ』の本を書いた著者として有名ですね。この『ヨーガスートラ』は、ヨガ哲学や瞑想の方法が実践的に詳しく書かれていて、古代から現代まで多くの人々の指南本になっています。

実は私もこの「ヨガスートラ」本を持っていて、愛読書の中の1冊です。ヨガ指南本の著書パタンジェリと、マントラの意味が一本の線で繋がりました。「ヨガスートラ」はとても良い本なので、ご興味のある方はこちら。

マントラの歌詞（聖者パタンジェリへの感謝の祈り）

ヨゲナ チッタシャ パデナ ヴァチャ

マラム シャリラーシャ チャ ヴァイディヤ ケーナ

ヨパカロタム プラヴァラム ムニナム

パタンジャリム プランジャリ ラナトスミ

マントラの意味

Yogena Chittasya Padena Vacha
ヨガ（生命の科学）によって私たちの心と意識を浄化する方法を教えてくれた聖者パタンジャリに感謝します。さらに私たちが言葉を通じて表現する能力を持つことができたのは誰のおかげでしょうか。

Malam Sharirasya Cha Vaidya Kena
神は私たちに体の不純物を取り除くための薬、つまりアーユルヴェーダを与えてくれました

Yopakarotham Pravaram Muninam
最も偉大なる聖者パタンジェリが行った浄化を

Patanjalim Pranjali Ranatosmi
私は手を合わせ、パタンジャリに感謝と敬意を表します

Oṁ Saha nāvavatu
ああ、私たち全員が守られますように

saha nau bhunaktu
みんなに栄養が届きますように

Saha vīryam karavāvahai
大きなエネルギーを持って一緒に働きましょう

Tejasvi nāvadhītamastu
私たちの知性が研ぎ澄まされますように（私たちの探求心の効果がありますように）

Mā vidviṣāvahai
私たちの間に敵意がありませんように

Oṁ Shāntiḥ, Shāntiḥ, Shāntiḥ
ああ、平和（私の中で）、平和（自然の中で）、平和（神の力の中で)を願って

このマントラは、パタンジャリへの感謝と敬意を示すもので、彼が私たちにヨガの知識をもたらし、心、言葉、体を浄化する方法を教えてくれたことへの感謝を表しています。

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