同僚の才能に嫉妬したり、同じようによい成績が出せていない自分を情けなく感じて、落ち込むこともあるかもしれません。

そんなとき、比較の対象は「他人」になっています。

「あの人はスゴイなー」って。能力、年収、学歴、住まい、人気、恵まれた環境など、「自分より優れているなー」って。

自分に持っていないものを持っている人を見ると、うらやましい・・嫉妬してしまう・・そんな気持ちになることは、誰にでもあること。

けれど、周りを見渡せば常に上はいるもの。他者との比較を始めてしまうとキリがない。他者との比較をやめないと、どこかの時点で「自分はダメだな」という意識に陥ってしまうかもしれません。

とある経営者さんは仰います。

「僕はね、他の会社のことなんか、知ったこっちゃないんだよ。自分の会社が前年度より〇％売上げが上がったか。それだけを毎年に気にしているんだよ。」彼はいつもいつも同じことを仰います。

彼の業界にもたくさんのライバルがいるけれど、彼の目線はライバル会社じゃなくて、いつも「前年度の自社」を見ています。

そして彼の会社は成長し続けています。一昨年より昨年、昨年より今年と少しずつ右肩上がりだそうです。

会社も個人も一緒なのですよね。ライバル会社を「他人」に、前年度の自分を「昨日の自分」に置き換えてみると、分かりやすくなりますね。

「僕はね、他人のことなんか知ったこっちゃないんだよ。自分が昨日よりどれだけ成長したのか、それだけを毎日に気にしているんだよ。」

ね、こんな風に、昨日の自分を今日の自分が超えていく。このような心がまえで一日一日を過ごすのは、なんて素敵なことだろうと思います。

彼が鑑定にくるたびに「前年度を超えなくちゃんダメなんだ」そう仰るのは、気を抜くと「あの会社はスゴイなー」となってしまう自分を知っているから、かもしれません。

自分に言い聞かせるように、繰り返し、繰り返し、「昨日の自分を超えていこう」とする姿は最強です。

昨日の自分を超えていく。その小さな繰り返しがあなたの大きな人生を育ててくれますよ。

いつもあなたを心より応援しています。

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